2008年3月24日月曜日

春の選抜高校野球に思う

 春の選抜高校野球で千葉の安房(あわ)高校に続き、鹿児島県代表の鹿児島工業高校が初戦を勝った。
 大声で「おめでとう」と言いたいところだが、鹿児島工業が勝った相手は茨城の水戸商業高である。大変世話になっている赤荻先生の地元も地元の学校なのである。

 先日、千葉vs熊本戦となったので「野球好きの義父が生きていれば、きっとどちらを応援していいのか困ったことだろう」と書いた矢先・・・、これである。


 4月の新年度を前に気分一新しようと思い、持ち歩くスケジュール手帳を新調した。
 今年度の予定を書き込みながら気づくことは、お世話になった人の「命日」が多くなったということである。確実に年々増えている。祖父や母親など親族の月命日まで書き込んでいくと手帳はまず、この“命日関連”で埋まってしまうほどだ。
 歳をとるということは「スケジュール手帳が別れの記述で埋まっていくこと」なのかもしれない。

 その反面、生きていくと、出会う人が毎年毎年増えていく。
 一期一会を大事にすればするほど関わりも深まってくるので、さまざまな局面で
 「こっちだけ良ければいい」というわけにはいかなくなる。
 相手との関わりがあると、場面、場面で「相手の顔や心情」が思い浮かぶようになる。
 鹿児島vs茨城の試合もまさにそうで、勝った高校生の顔と負けた高校生の顔が交錯した。

 高校野球は「礼に始まり礼に終わる」。この点、ちょっとベースボールとは違うのだ。
 僕の中の「高校野球の世界」とは、ちばあきおの「キャプテン」「プレイボール」の世界である。
 スポーツだから勝ち負けも大事だけど、
 高校球児よ、「若い日は、皆、何かを目指せ~♪、後ろ向くな~、前だけ向いてゆけよ~♪」である。

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