2008年3月5日水曜日

宝くじで100万ドル以上当たった100人の行く末

 アメリカの新聞社が10年ほど前に過去に宝くじで100万㌦(約1億円)以上当たった100人のその後の人生について追跡調査したところ、99人が当たる前より不幸になったと答えていることがわかったそうだ。
 具体的な理由は、突然、大金が懐に入ってきたために欲が絡んで妻や子供と争いになり離婚および相続訴訟になったり、兄弟からお金を要求されたり、近所でお金を無心されたり、といっためちゃくちゃな状態になっているケースが多かったそうだ。
 唯一、不幸になっていないという人も幸福になったわけではなく「変わらない」という回答だったそうだ。なぜなら、農家をしながらお金には一切手をつけてない生活を送っていたからだった。
 一概にこのことが日本人には当てはまらないとは思うが、やはり気持の良い話ではない。

 昨年からはまり、出版されている本はもうほぼすべて読んでしまった絲山秋子さんの作品のひとつ「海の仙人」は、宝くじで3億円が当たり会社を辞めて福井県の海辺にひとりで暮らす男が主人公の小説だ。
 これから読まれる人もいるかもしれないので詳しくは書かないが、やはり主人公の男が幸せとはいえない結末を迎えるのは何かの暗示のように思える。

 僕も人生で宝くじを2度買ったことがあるが、もう買うことはないかな、と思っている。
だって、当たっていいのであれば、こんなサイン(情報)に出会うわけない・・・と思うからだ。
 少なくとも宝くじに当たると幸せになることだけはないようだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はたから見たら幸せそうではなくても本人は幸せだと感じているかもしれませんよ。
何をもって幸せか不幸かは人によって違うと思います。
私は世の中が宝くじが当たったら不幸になると洗脳しているように思えてなりません。
人は棚からぼた餅でお金持になる事への僻みや妬みが強いんでしょうかね。